説明するまでもありませんが、ネットオークション詐欺だけでなく詐欺行為は全て違法です。しかし、詐欺という行為は立証がしにくい犯罪でもあるのです。極端な話ですが「騙すつもりはなく、手に入る予定の商品がダメになってしまった。必ず送るので待って欲しい」というような子供だましの言い訳でも、詐欺行為を言い逃れることができてしまうことがあるのです(もちろん商品を送らなかったり、契約解除を拒んだりしたら詐欺行為にはなります)。

ですから、詐欺への対策を考えるに当っては事後対策よりも予防手段、つまり「詐欺の手口」を知ることがとても重要になります。しかも、ネットオークションで使われる詐欺の手口は使い古されたパターンがほとんどです。

「そんな手があったとは!」なんてサプライズな手法はあまり使われません。詐欺の手口を知っていることは、ひっかからないための大きなアドバンテージなのです。

■詐欺の手口、あの手この手

・同じ商品の大量出品
家電製品、ブランド品、人気のチケット、ノートパソコン、一万円以上はする高額商品などを大量に出品している詐欺が多くあります。大量に扱うのに新規のIDだったり、個人出品者だったりするのはまず怪しいです。

・激安新製品
市場に出たばかりの新製品を激安で放出するなんてのは、かなり無理があります。普通は高く買ってもらいたいのが出品者の心理なはずです。

・繰り上げ落札
落札できなかったのに、「キャンセルが出たのでお譲りします」などと出品者から直接メールが着たら詐欺の可能性が大です。普通はネットオークションのサイトを通じて連絡をします。

・オークション商品以外の取引を持ちかける
関連する付属物なども一緒に譲るといって高額の請求をしてくるケースです。落札商品以外の取引は補償対象にならないので注意してください。

・振込みを急がせる
商品発送の用意ができているのか確認もさせないのに、「入院」や「社員旅行」を理由にして「○月×日までに振込みをお願いします」と入金を迫る手口は詐欺師の常套手段です。

・出荷に時間がかかる
「振込み後、商品の発送までに××日かかります」と連絡してきて、先に入金を迫る手口です。商品を持たない出品はルール違反です。

・出品者以外の名前の口座に振り込ませようとする
「妻の口座」や「知人の口座」などと称して、出品者の姓名が一致しない口座に振り込ませようとするのは詐欺の可能性大です。架空口座や架空住所の使用は違法行為になります。

・不当な料金を請求する
落札者に関係のないオークションシステムの使用料や、落札時に払う手数料をかかった費用として請求してくる手口です。落札者が払う必要などありません。

・出品禁止の商品
武器やドラッグ、盗品など一般的に違法とされる商品や、オークションサイトで禁止されている商品を類推できるような説明文を使って売ろうとする手口です。違法行為です。

・成りすまし
高評価の他人のIDやパスワードを盗んで、無断で使用する詐欺が見られます。ある時点を機に、扱う商品や評価が突然変っていたりする場合は要注意です。

・カタログからのコピー
出品物の画像がまるでカタログのようなキレイな画像だったり、説明文もカタログの丸写しの出品は現物がない可能性が高いです。



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